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粛然
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しゆくぜん
ふりがな文庫
“
粛然
(
しゆくぜん
)” の例文
旧字:
肅然
あはれ
礫
(
つぶて
)
を投ずる事なかれ、うつくしき人の夢や驚かさむと、血気なる友のいたづらを
叱
(
しか
)
り
留
(
とど
)
めつ。年若く
面
(
おもて
)
清
(
きよ
)
き海軍の少尉候補生は、
薄暮暗碧
(
はくぼあんぺき
)
を
湛
(
たた
)
へたる
淵
(
ふち
)
に臨みて
粛然
(
しゆくぜん
)
とせり。
竜潭譚
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
吾人の心一度この隠れたるの声に触るゝや、乃ち襟を正し、
粛然
(
しゆくぜん
)
又
森然
(
しんぜん
)
として『歴史の意義』の尊厳に打たる。人はこの
刹那
(
せつな
)
に於て、
夢幻空華
(
むげんくうげ
)
の生活より一躍直ちに真人の力と生命とを
孕
(
はら
)
み来る也。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
粛
常用漢字
中学
部首:⾀
11画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“粛”で始まる語句
粛
粛々
粛殺
粛清
粛啓
粛慎
粛正
粛兄
粛公
粛宗