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篠笛
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しのぶえ
ふりがな文庫
“
篠笛
(
しのぶえ
)” の例文
頼まれれば
篠笛
(
しのぶえ
)
を吹いたりするような心掛ですから、どんなに間違ったところで
伯父
(
おじ
)
の小田切三也が、娘の婿にする
筈
(
はず
)
もありません。
百唇の譜
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
隼人は小池帯刀に宛てて手紙を託したが、荷物の中には頼んでやった楽器、琴、
篠笛
(
しのぶえ
)
、三味線、太鼓などがはいっていた。
ちくしょう谷
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「やよ、
篠笛
(
しのぶえ
)
。そちらの酌が先とはどうしたわけ。さきの
後朝
(
きぬぎぬ
)
を忘れてか」
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「船河原町の喜三郎ですよ。そう言ったところで親分は知らないでしょうが、こいつは横笛の名人で、
篠笛
(
しのぶえ
)
を吹かせては、並ぶ者はないという」
銭形平次捕物控:349 笛吹兵二郎
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
床几
(
しやうぎ
)
に腰を掛け、紫の
對
(
つゐ
)
の小袖に、赤い帶を締め、お松は三味線を鳴らし、お村は
篠笛
(
しのぶえ
)
を吹いて居ります。
銭形平次捕物控:016 人魚の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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床几
(
しょうぎ
)
に腰を掛け、紫の対の小袖に、赤い帯を締め、お松は三味線を鳴らし、お村は
篠笛
(
しのぶえ
)
を吹いております。
銭形平次捕物控:016 人魚の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“篠笛”の解説
篠笛(しのぶえ)は日本の木管楽器の一つ。
篠竹(雌竹)に歌口と指孔(手孔)を開け、漆ないしは合成樹脂を管の内面に塗った簡素な構造の横笛である。伝統芸能では略して「笛」や「竹笛」と呼ばれることも多い。尺八やフルートと同じく「エアリード楽器」に分類される。音域はフルートの3オクターブに対し、篠笛は2オクターブ半ほどである。
なお本項で西洋音楽での音名に言及する場合は英米式(ドイツのHをB、ドイツのBをBb)で表記する。音名・階名表記を参照のこと。
(出典:Wikipedia)
篠
漢検準1級
部首:⽵
17画
笛
常用漢字
小3
部首:⽵
11画
“篠”で始まる語句
篠
篠懸
篠竹
篠原
篠村
篠山
篠突
篠笹
篠垣
篠田