竹輿かご)” の例文
三人仕立したて切棒きりぼう竹輿かご路次口ろじぐちすゑさせ自己おのれは夫に乘り方々とこゑかけさせながら本町へこそ到りけれ竹輿舁かごかきかねて心得ゐれば同町三丁目の藥種やくしゆ店小西屋長左衞門の前におろし戸を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
拂ひて長居は惡しと會釋ゑしやくをなして元益は店を立出たちいで竹輿かごに乘り首尾しゆびよく行しと舌をき我家を差て歸りけりあと見送みおくつて長左衞門思ひ掛けざる醫師のはなしに只管ひたすらあきれて言葉も出ず茫然ばうぜんとして望みを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
着なし竹輿かご體裁ていさい陸尺ろくしやくの容子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)