“竹笛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たけぶえ50.0%
ちくてき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのおじいさんが竹笛たけぶえいておりました。ちょっとした、つまらない竹笛たけぶえだが、とてもええがしておりました。あんな、不思議ふしぎうつくしいははじめてききました。
花のき村と盗人たち (新字新仮名) / 新美南吉(著)
果てしのない凡情の延長へ辿たどってゆくより、むしろこのまま帰府を断念して、元の虚無僧、一管の竹笛ちくてきに余生を任して旅に終るほうが、自由で本望に思われます。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)