竹笛ちくてき)” の例文
果てしのない凡情の延長へ辿たどってゆくより、むしろこのまま帰府を断念して、元の虚無僧、一管の竹笛ちくてきに余生を任して旅に終るほうが、自由で本望に思われます。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)