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竹煮草
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たけにぐさ
ふりがな文庫
“
竹煮草
(
たけにぐさ
)” の例文
風が来ると噴水が乱れ、白樺が細かくそよぎ
竹煮草
(
たけにぐさ
)
が大きく揺れる。ともかくもここのながめは立体的である。
軽井沢
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
窓外の一本太い
竹煮草
(
たけにぐさ
)
の広葉に当った夕陽から来るものらしかった。かの女はそのきろきろする斑点を
意固地
(
いこじ
)
に見据えて、ついでに肖像画の
全貌
(
ぜんぼう
)
をも眺め取った。
母子叙情
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
尾花だの、
萱
(
かや
)
だのの中に、
竹煮草
(
たけにぐさ
)
とか、ごまめ菊とかいったような雑草がすがれている。
大菩薩峠:31 勿来の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
竹煮草
(
たけにぐさ
)
粉
(
こ
)
にしろくふくこの日でり堪ふべしや我も
省
(
かへり
)
みなむとす
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
竹煮草
(
たけにぐさ
)
の森のような茂みの傍を通り、仄白い野菊の一ぱい咲いている野原の一片が眼に残り、やがて
薄荷草
(
はっかそう
)
がくんくん匂って里近くなって来た往還で、かの女はタクシーを拾って
母子叙情
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
竹
常用漢字
小1
部首:⽵
6画
煮
常用漢字
中学
部首:⽕
12画
草
常用漢字
小1
部首:⾋
9画
“竹”で始まる語句
竹
竹藪
竹刀
竹竿
竹箒
竹生島
竹馬
竹籠
竹箆
竹林