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童僕
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わっぱ
ふりがな文庫
“
童僕
(
わっぱ
)” の例文
「ありませんかの」と
嘲侮
(
ちょうぶ
)
をふくめて「もし御用のときは、
童僕
(
わっぱ
)
の金若をお召しなされ。彼方の
鈴縄
(
すずなわ
)
を引けば、すぐ下の木戸から兵どもが登ってまいろう」
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
水を
汲
(
く
)
み、使いに走る
童僕
(
わっぱ
)
までがそれを習うようにいたって、この
古館
(
ふるやかた
)
は何か、
燦然
(
さんぜん
)
たる和楽につつまれているかのように、他人からも
羨
(
うらや
)
ましく見えるのであった。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それだけに気を奪われ、その一とき、廉子が
童僕
(
わっぱ
)
の金若の肩を抱くようにして、彼に
咡
(
ささや
)
いていた姿などは、誰も見ていないし、またそこは見えないような暗がりだった。
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
粗末な
後架
(
こうか
)
を出て、濡れ縁の端の
掛樋
(
かけひ
)
へ寄って行かれると十四、五歳の
童僕
(
わっぱ
)
が、下にいて
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“童僕”の意味
《名詞》
男の子の召使い、僕。
(出典:Wiktionary)
童
常用漢字
小3
部首:⽴
12画
僕
常用漢字
中学
部首:⼈
14画
“童”で始まる語句
童
童子
童女
童形
童謡
童児
童男
童貞
童謠
童部