“立列”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たちつら33.3%
たちつらな33.3%
りゅうれつ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
両側へずーっと地口行灯じぐちあんどうかゝげ、絹張に致して、良い画工えかき種々さま/″\の絵をかせ、上には花傘を附けまして両側へ数十本立列たちつらね、造り花や飾物が出来ます。
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
仁右衛門は死体を背負ったまま、小さな墓標や石塔の立列たちつらなった間の空地に穴を掘りだした。鍬の土に喰い込む音だけが景色に少しも調和しない鈍い音を立てた。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
上皇、女御をのぞくほかは、親王と諸卿群臣も、式のあいだ、みな立列りゅうれつしていたが、終わると、おもいおもいに、桟敷さじきの座につき、きょうの出走馬の判断や、騎者たちの評に、ざわめいていた。