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窓庇
ふりがな文庫
“窓庇”の読み方と例文
読み方
割合
まどびさし
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まどびさし
(逆引き)
彼は
剥
(
は
)
げた
一閑張
(
いつかんばり
)
の小机を、竹垣ごしに狭い通りに向いた
窓際
(
まどぎは
)
に
据
(
す
)
ゑた。その低い、
朽
(
くさ
)
つて白く
黴
(
かび
)
の生えた
窓庇
(
まどびさし
)
とすれ/\に、育ちのわるい
梧桐
(
あをぎり
)
がひよろ/\と植つてゐる。
哀しき父
(新字旧仮名)
/
葛西善蔵
(著)
午
(
ひる
)
時分には陽に溶けた屋根の雪が
窓庇
(
まどびさし
)
を掠めてドツツツと地上に滑り落ちた。
崖の下
(旧字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
彼は雨戸を開けて、ビシヨ/\の寝衣を
窓庇
(
まどびさし
)
の
釘
(
くぎ
)
に下げて、それから洗面器を出さうとして押入れの
唐紙
(
からかみ
)
を開けた。見なれた洗面器の中のうがひのコップや、
石鹸箱
(
シャボンばこ
)
や、歯磨の袋が目に入つた。
哀しき父
(新字旧仮名)
/
葛西善蔵
(著)
窓庇(まどびさし)の例文をもっと
(2作品)
見る
窓
常用漢字
小6
部首:⽳
11画
庇
漢検準1級
部首:⼴
7画
“窓”で始まる語句
窓
窓硝子
窓際
窓掛
窓外
窓枠
窓框
窓帷
窓側
窓下
“窓庇”のふりがなが多い著者
嘉村礒多
葛西善蔵