空焚そらだき)” の例文
戸は彼の思つた通り、するりとしきゐの上をすべつた。その向うには不思議な程、空焚そらだきの匂が立ちめた、一面の闇が拡がつてゐる。
好色 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
めづらしや、人間のを引いて、にほひはげしき空焚そらだきくんじたる