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稗飯
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ひえめし
ふりがな文庫
“
稗飯
(
ひえめし
)” の例文
些し困るのぢや、私は神樣に使はれる身分で、何も食物の事など構はんのぢやが、
稗飯
(
ひえめし
)
でも構はんによつて、もつと安く泊める家があるまいかな。
赤痢
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
茂助は、さっそく
稗飯
(
ひえめし
)
を
炊
(
た
)
き、味噌梅干など添えて、自分とも、十人分ほどの弁当を作った。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
麦飯もよし
稗飯
(
ひえめし
)
も辞退せず
五百五十句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
蜘蛛六に肩を揉ませながら、猿のほうを見ると、猿は、朝の
稗飯
(
ひえめし
)
を食べてしまうと、例の如く独りだけ隅ッこにいて、
達磨
(
だるま
)
のまねをしている。いるのだか、いないのだか分らない。
茶漬三略
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
私
(
わし
)
は神様に使はれる身分で、何も食物の事など構はんのぢやが、
稗飯
(
ひえめし
)
でも構はんによつて、モツト安く泊める
家
(
うち
)
があるまいかな。奈何だらうな、重兵衛さん、
私
(
わし
)
は
貴方
(
あんた
)
一人が
手頼
(
たより
)
ぢやが……
赤痢
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
灯と、温かい
稗飯
(
ひえめし
)
がほしかった。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
稗
漢検準1級
部首:⽲
14画
飯
常用漢字
小4
部首:⾷
12画
“稗”で始まる語句
稗
稗史
稗蒔
稗田阿礼
稗粥
稗貫
稗官
稗搗節
稗勝
稗粟