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禿茶瓶
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はげちゃびん
ふりがな文庫
“
禿茶瓶
(
はげちゃびん
)” の例文
「今夜は一つ、先生に白黒をつけておもらいしてえと思いやしてね。この
禿茶瓶
(
はげちゃびん
)
が、
癪
(
しゃく
)
に触わってたまらねえんだ。ヤイッ! 前へ出ろ、前へ!」
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
五十近い番頭は、見事な
禿茶瓶
(
はげちゃびん
)
ですが、好奇心だけはまだ衰えを見せぬらしく、首のあたりをもそもそと掻きながらも、ことごとく恐れ入っております。
銭形平次捕物控:376 橋の上の女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ところが、ゴイゴロフのほうは、ひどく乗気になって、じつは、ちょっとした
経緯
(
いきさつ
)
があって、おまえのようなもっともらしい顔をした
禿茶瓶
(
はげちゃびん
)
の
相棒
(
コバン
)
がひとり欲しかったんだ。
犂氏の友情
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
広い台所に立って、一々応対をしている六十余りの
禿茶瓶
(
はげちゃびん
)
が、その筆屋幸兵衛だ。首の廻りに茶色の絹を巻いて、今日だけは奥と台所をいったり来たり、一人で
采配
(
さいはい
)
を
揮
(
ふる
)
ってる。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
浅田屋の
禿茶瓶
(
はげちゃびん
)
だ、——そいつは面白い、日本橋の欄干を逆立ちして渡るのは、江戸開府以来の見物だろう、その言い草を忘れるな、と引取って行ったのは先月の末だ、それから無事に月を越したが
銭形平次捕物控:376 橋の上の女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
禿
漢検準1級
部首:⽲
7画
茶
常用漢字
小2
部首:⾋
9画
瓶
常用漢字
中学
部首:⽡
11画
“禿”で始まる語句
禿
禿頭
禿山
禿鷹
禿筆
禿顱
禿鷲
禿安
禿木
禿上