トップ
>
禅尼
>
ぜんに
ふりがな文庫
“
禅尼
(
ぜんに
)” の例文
旧字:
禪尼
「手落ちなくいたして来たか。また母の
禅尼
(
ぜんに
)
へも、過去のこと、これから先のことも、ようくお心得あるように、お
諭
(
さと
)
しいたして来たか」
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
、みんな死んだ人のせいにして、於通に、もういちど
禅尼
(
ぜんに
)
さんの所へ帰れというんでしょう。そんなこと、わかりきっている
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
小松重盛が見えて、
池
(
いけ
)
の
禅尼
(
ぜんに
)
のおすがりと、清盛の慈悲とに依って、一命を救ってとらせるとの旨を、頼朝につたえると、頼朝は、
嗚咽
(
おえつ
)
の声をあげて、幾たびも
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「これは頼朝公の後室、二位ノ
禅尼
(
ぜんに
)
(政子)からわが家に伝わるものだが、出陣のはなむけに、
其許
(
そこ
)
へとらせる。この旗をかかげて、一日も早く兇徒を退治いたせ」
私本太平記:07 千早帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼の義母にあたる池の
禅尼
(
ぜんに
)
が、何か折入って会いたいとかで、別室に待っているというのであった。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
少年の日、死刑にされるところだったのを、
池
(
いけ
)
の
禅尼
(
ぜんに
)
に助けられて、その禅尼から都を立つ日
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「母の
禅尼
(
ぜんに
)
が、さる寺院の
秘庫
(
ひこ
)
にあるのを、前より知っておりましたとかで」
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「そうでしたか。いや、そうでしょう。あの教養も、安土の大家で、身につけたものでしょう。——そして今は、あなたのお手許で、ゆく末、よい
禅尼
(
ぜんに
)
にでもなるために、勉強中というわけですかな」
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「なアんだ、
禅尼
(
ぜんに
)
さんにやるのか。……」
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その朝、母の
禅尼
(
ぜんに
)
の部屋をたずねて
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
禅
常用漢字
中学
部首:⽰
13画
尼
常用漢字
中学
部首:⼫
5画
“禅”で始まる語句
禅
禅定
禅師
禅刹
禅寺
禅杖
禅定寺
禅那
禅家
禅定寺峠