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碍子
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がいし
ふりがな文庫
“
碍子
(
がいし
)” の例文
や、鴉だなと私は向うの電柱の
頂辺
(
てっぺん
)
を眺める。無数の白い
碍子
(
がいし
)
と輝く電線、それに漆黒の鴉が四、五羽も留っている。紫に見える。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
その下に、六本のいかめしいプッシング
碍子
(
がいし
)
の台の上にのっていたガラスの箱は、碍子を残しただけで、あとかたもない。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
電信柱の瀬戸の
碍子
(
がいし
)
が、きらっと光ったり、青く葉をゆすりながら
楊
(
やなぎ
)
がだんだんめぐったり、汽車は丁度
黒沢尻
(
くろさはじり
)
の町をはなれて、まっすぐに西の方へ走りました。
化物丁場
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
茶色のせとものの塔のようながいし(電柱などについている電線をとめるせともの。
碍子
(
がいし
)
)
電人M
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
いかめしい
碍子
(
がいし
)
を
扭
(
ね
)
じこんだりしたすえに、真黒で四角の変圧器まで取付けていった。
振動魔
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
そしてその鶴をもってこっちを見ている
影
(
かげ
)
ももうどんどん小さく遠くなり電しんばしらの
碍子
(
がいし
)
がきらっきらっと続いて二つばかり光ってまたとうもろこしの林になってしまいました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
立ちつづく電柱の薄紫の
碍子
(
がいし
)
、針金。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
そしてその
鶴
(
つる
)
をもってこっちを見ている
影
(
かげ
)
も、もうどんどん小さく遠くなり、電しんばしらの
碍子
(
がいし
)
がきらっきらっと
続
(
つづ
)
いて二つばかり光って、またとうもろこしの林になってしまいました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
百の
碍子
(
がいし
)
にあつまる雀
『春と修羅』
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
“碍子(がいし)”の解説
がいし(礙子、碍子、がい子)は、電線とその支持物とのあいだを絶縁するために用いる器具。一般には電柱・鉄塔などに装着される電力用または電信用のものを指すが、点火プラグや電熱器などにおいて電線を絶縁する器具を指すこともある。
(出典:Wikipedia)
碍
漢検準1級
部首:⽯
13画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“碍”で始まる語句
碍
碍障