“破筵”の読み方と例文
読み方割合
やれむしろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正面前の処へ、破筵(やれむしろ)を三枚ばかり、じとじとしたのを敷込んだが、日に乾くか、怪(あやし)い陽炎となって、むらむらと立つ、それが舞台。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
喜兵衛はぬき足をして芒叢(すすきむら)のほとりに忍びよると、そこには破筵(やれむしろ)を張った低い小屋がある。
青蛙堂鬼談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
と膨れて見える……この影が覆蔽(かぶさ)るであろう、破筵(やれむしろ)は鼠色に濃くなって、蹲(しゃが)み込んだ児等(こども)の胸へ持上って、蟻(あり)が四五疋、うようよと這(は)った。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)