きわ)” の例文
私は高い処にみずからを置いて説教しようと思うから、発言することができないのである。人々とともに歩め。ともに真理をきわめ、ともに徳を積め。
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
西洋人は到底日本人ほど印度の霊妙、支那の技芸の蘊奥うんおうきわめ得ぬから、結局東西の文化を悉く咀嚼し世界的完全なる発達を遂げる者は大和民族ならんか。
東西相触れて (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
そのほかにいかほど博く知ったり集めたりきわめたりしても、推進する力にはならないと思います。
青春の息の痕 (新字新仮名) / 倉田百三(著)