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石英
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せきえい
ふりがな文庫
“
石英
(
せきえい
)” の例文
これは温泉から
沈澱
(
ちんでん
)
したのです。
石英
(
せきえい
)
です。岩のさけ目を白いものが
埋
(
う
)
めているでしょう。いい
標本
(
ひょうほん
)
です。〕みんなが
囲
(
かこ
)
む。水の中だ。
台川
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
松は尖つた岩の中から、
真直
(
まつすぐ
)
に空へ生え抜いてゐる。その
梢
(
こずゑ
)
には
石英
(
せきえい
)
のやうに、
角張
(
かどば
)
つた
雲煙
(
うんえん
)
が
横
(
よこた
)
はつてゐる。画中の景はそれだけである。しかしこの幽絶な世界には、
雲林
(
うんりん
)
の
外
(
ほか
)
に行つたものはない。
支那の画
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
あっちの家からもこっちの家からも人が出て通りを
掃
(
は
)
いております。水がまかれ
牛糞
(
ぎゅうふん
)
や石ころはきれいにとりのけられ、また白い
石英
(
せきえい
)
の
砂
(
すな
)
が
撒
(
ま
)
かれました。
四又の百合
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
間もなく私はまっ白な
石英
(
せきえい
)
の
砂
(
すな
)
とその向うに音なく
湛
(
たた
)
えるほんとうの水とを見ました。
インドラの網
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
“石英”の意味
《名詞》
石 英(せきえい)
造岩鉱物の一種で、化学組成はSiO2、結晶構造は六方晶系。自形結晶を示すものは水晶と呼ぶ。
(出典:Wiktionary)
“石英”の解説
石英(せきえい、de: Quarz、en: quartz、クォーツ、クオーツ)は、二酸化ケイ素 (SiO2) が結晶してできた鉱物。六角柱状のきれいな自形結晶をなすことが多い。中でも特に無色透明なものを水晶(すいしょう、独: Bergkristall、英: rock crystal、ロッククリスタル)と呼び、古くはと呼ばれて珍重された。
(出典:Wikipedia)
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
英
常用漢字
小4
部首:⾋
8画
“石英”で始まる語句
石英安山岩
石英粗面岩
石英斑岩