ヒキ)” の例文
ところが、二首目になると、山のしら雲の聯想が、大祓詞の高山・ヒキ山のいほり——廬と雲気との間を往来してゐる——に繁つて行つて、神のいます処を希求すると謂つた豹変をしてゐる。
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)