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知悉
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しりつく
ふりがな文庫
“
知悉
(
しりつく
)” の例文
ここへ来て見ると、人と牛との生涯が
殆
(
ほと
)
んど混り合っているかのようである。この老爺は、牛が塩を
嘗
(
な
)
めて清水を飲みさえすれば、病も
癒
(
い
)
えるということまで
知悉
(
しりつく
)
していた。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
しかして神の智慧を
知悉
(
しりつく
)
しても神の心が解らずしては、神に関する最も大切なる事は解らない。ヨブと彼の友人とは今日まで神の智慧について
大
(
おおい
)
に学び、かつ知る所があった。
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
今や「平和」なる一
孩子
(
がいし
)
、世に出づ。
知悉
(
しりつく
)
す、前途茫々、行路
峭※
(
せうかく
)
たるを。大喝迷霧を
排
(
はら
)
ふは吾人の願ふ所にあらず、一点の導火となりて世の識者を動かさん事こそ、吾人が切に
自
(
みづか
)
ら
任
(
たの
)
むところなれ。
「平和」発行之辞
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
“知悉”の意味
《名詞・サ変動詞》
知悉(ちしつ)
知り尽くしていること、悉く知ること。
(出典:Wiktionary)
知
常用漢字
小2
部首:⽮
8画
悉
漢検準1級
部首:⼼
11画
“知”で始まる語句
知
知己
知人
知合
知行
知識
知辺
知恵
知盛
知音