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矢蔵
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やぞう
ふりがな文庫
“
矢蔵
(
やぞう
)” の例文
小児心
(
こどもごころ
)
にも朝から気になって、
蚊帳
(
かや
)
の中でも
髣髴
(
ほうふつ
)
と
蚊燻
(
かいぶ
)
しの煙が来るから、続けてその翌晩も聞きに行って、
汚
(
きたな
)
い弟子が
古浴衣
(
ふるゆかた
)
の
膝切
(
ひざぎり
)
な奴を、胸の
処
(
ところ
)
でだらりとした
拳固
(
げんこ
)
の
矢蔵
(
やぞう
)
、片手をぬい、と出し
国貞えがく
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“矢蔵(
櫓
)”の解説
櫓(やぐら)とは日本の古代よりの構造物・建造物、または構造などの呼称。矢倉、矢蔵、兵庫などの字も当てられる。
木材などを高く積み上げた仮設や常設の建築物や構造物。(見世物小屋や相撲、祭りの太鼓櫓・火の見櫓などの物見櫓等)
古代からある城等に建てられた矢を納めた倉庫兼発射台、防衛用の仮設の掘立建物。(物見櫓(井楼)など)
近世の城郭に建てられた矢や鉄砲を発射するための重層または単層の建造物。
構造部位の名称(船櫓・炬燵櫓など)・技の名称(相撲の技・将棋の陣たて)
(出典:Wikipedia)
矢
常用漢字
小2
部首:⽮
5画
蔵
常用漢字
小6
部首:⾋
15画
“矢”で始まる語句
矢張
矢
矢鱈
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