眼庇まびさし)” の例文
あとに続く者はみな甲冑であるが、これも鎧下よろいしたはみな白いし、兜の眼庇まびさしから白い布が、顔を隠すように垂れていた。
山彦乙女 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
右手は懷に入れたまゝ、時々頭巾の眼庇まびさしをあげて、月の無い空を仰いで見たりして居るのでした。
赤前垂、片襷かただすき、お盆を眼庇まびさしに、おびえ切つた眼の初々うひ/\しさも十九やくより上ではないでせう。
界隈かいわいで評判の美しいお通は、——いらっしゃい——と言う代りに、思わず悲鳴をあげてしまいました。赤前垂、片襷かただすき、お盆を眼庇まびさしに、おびえ切った眼の初々ういういしさも十九やくより上ではないでしょう。