“眼庇(まびさ)” の例文
小初は腰の左手を上へ挙げて、額に翳している右の腕に添(そ)え、眩(まぶ)しくないよう眼庇(まびさ)しを深くして、今更(いまさら)のように文化の燎原(りょうげん)に立ち昇(のぼ)る晩夏の陽炎(かげろう)を見入って、深い溜息(ためいき)をした。
渾沌未分 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)