ねむっ)” の例文
昨夜ゆうべ雨戸を閉めるのを忘れてねむったので風をひいたのだ。今日は咽喉のどが腫れましたよ。」と語ると婆さんはさも嬉しそうに、よろこばしそうに以前よりも、もっと罪がなさそうに
老婆 (新字新仮名) / 小川未明(著)
同じ汽車に乗っているのだから、君さえ見ようと云えば、今でも見られます。もっとも南洲なんしゅう先生はもうねむってしまったかも知れないが、なにこの一つ前の一等室だから、無駄足を
西郷隆盛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)