“眠気(ねむげ)” の例文
旧字:眠氣
国貞国芳らの描ける婦女は春信の女の如く眠気(ねむげ)ならず、歌麿の女の如く大形(おおがた)の髷(まげ)に大形の櫛(くし)をささず。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
硝子戸の燈映(ひうつり)見ればスエタアぬぐ紅ゐの童女(どうによ)眠気(ねむげ)なりけり
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
眠気(ねむげ)の返事きくまでの
悲しき玩具 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
油画の色には強き意味あり主張ありて能(よ)く制作者の精神を示せり。これに反して、もし木板摺の眠気(ねむげ)なる色彩中に制作者の精神ありとせば、そは全く専制時代の萎微(いび)したる人心(じんしん)の反映のみ。
浮世絵の鑑賞 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
油画の色には強き意味あり主張ありて能(よ)く制作者の精神を示せり。これに反して、もし木板摺の眠気(ねむげ)なる色彩中に制作者の精神ありとせば、そは全く専制時代の萎微(いび)したる人心(じんしん)の反映のみ。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)