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真廂
ふりがな文庫
“真廂”の読み方と例文
読み方
割合
まびさし
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まびさし
(逆引き)
さう思ふと、蔦なき門の家に住んでゐたときの家の出入りを
憶
(
おも
)
ひ返し、丁度女が
額
(
ひたい
)
の
真廂
(
まびさし
)
をむきつけに電燈の光で射向けられるやうな寂しくも
気
(
け
)
うとい感じがした。
蔦の門
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
甲野さんは
真廂
(
まびさし
)
を
煽
(
あお
)
って坂の下から真一文字に坂の尽きる
頂
(
いただ
)
きを見上げた。坂の尽きた頂きから、淡きうちに限りなき春の色を
漲
(
みな
)
ぎらしたる
果
(
はて
)
もなき空を見上げた。甲野さんはこの時
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
真廂(まびさし)の例文をもっと
(2作品)
見る
真
常用漢字
小3
部首:⽬
10画
廂
漢検1級
部首:⼴
12画
“真”で始まる語句
真
真似
真面目
真実
真直
真中
真紅
真暗
真赤
真鍮
“真廂”のふりがなが多い著者
夏目漱石
岡本かの子