“眙”の読み方と例文
読み方割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時汝はわれを見舞ふべきかといふ。われは一語をも出すこと能はずして、僧と僧のめぐりなる氣味わるきものとを驚きたり。
従容しょうようとして去る。庸の諸将あいかえりみておどろるも、天子の詔、朕をして叔父しゅくふを殺すの名を負わしむるなかれの語あるを以て、矢をはなつをあえてせず。このまた戦う。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
この時廊下に足音がせずに、障子しょうじがすうっといた。主客はひとしおどろた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)