“相鎚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいづち80.0%
あひづち20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「本当にさ。園遊会に燕尾服えんびふくを着てくるなんて——洋行しないだってそのくらいな事はわかりそうなものだ」と相鎚あいづちを打っている。向うを見るとなるほど燕尾服がいる。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
身に帯びているこの刀こそ、自分が十六、七歳の頃、赤岩明神に祈誓きせいをかけ、兄は本鎚の座にすわり、自分は相鎚あいづちむかって、夜となく昼となく、兄弟ふたりの魂を火として、打ち鍛えた刀なのだ。
山浦清麿 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とんてんかんと泣く相鎚あひづち
太陽の子 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)