まば)” の例文
自分の気持が言葉として出ない時によくするくせで、上唇をみながらぱちぱちとまばたきをした。クニ子はいつか横なりに実枝と顔を向い合せにして、じっと目を伏せていた。
(新字新仮名) / 壺井栄(著)