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監房
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かんぼう
ふりがな文庫
“
監房
(
かんぼう
)” の例文
その堀立小屋は、窓がたいへん少くて、しかもそれが二メートルも上の方に
監房
(
かんぼう
)
の空気ぬきよろしくの形に、
申
(
もうし
)
わけばかりに
明
(
あ
)
いていた。
振動魔
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そのあくる日の午後、
巡査
(
じゅんさ
)
は
監房
(
かんぼう
)
にはいって来て、すぐついて来いと言った。かれは五十
以上
(
いじょう
)
の男であった。わたしはかれがたいしてはしっこそうでないのを見て、まずよしと思った。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
だが、武松の眼で見ると、
監房
(
かんぼう
)
の中にウヨウヨしている顔よりも、警棒や
鎖
(
くさり
)
を鳴らして、
監外
(
かんがい
)
を威張ッて歩いている顔のほうが、どう見ても“善”でなく“悪”の
徽章
(
きしょう
)
に見えてしかたがない。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「さあ起きろ。
頭目
(
かしら
)
のお呼びだ。おとなしくついてくるんだぞ」若い男が、そういって、牛丸の手首にがちゃりと手錠をはめた。牛丸は引立てられて、
監房
(
かんぼう
)
をでた。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
監房
(
かんぼう
)
生活
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“監房”の意味
《名詞》
刑務所や拘置所で囚人を入れておく部屋。
(出典:Wiktionary)
監
常用漢字
中学
部首:⽫
15画
房
常用漢字
中学
部首:⼾
8画
“監”で始まる語句
監督
監獄
監視
監禁
監物
監
監寺
監察御史
監倉
監察