白晝まつぴるま)” の例文
新字:白昼
震聲ふるへごゑで、あわてて、むつちりしたちゝしたへ、扱帶しごきつてきつけながら、身體からだごとくる/\と顛倒てんだうして𢌞まはところへ、づかと母親はゝおやおどろいて、白晝まつぴるま茜木綿あかねもめん、それもひざからうへばかり。
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ああ斯くして船は思ひも掛けない白晝まつぴるまあかるい世界へ出る
太陽の子 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)