白子魚乾しらすぼし)” の例文
若狹鰈わかさがれひ——だいすきですが、それ附木つけぎのやうにこほつてます——白子魚乾しらすぼし切干大根きりぼしだいこわんはまた白子魚乾しらすぼしに、とろゝ昆布こぶすひもの——しかし、なんとなく可懷なつかしくつてなみだぐまるゝやうでした
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
若狭鰈わかさがれい——大すきですが、それが附木つけぎのように凍っています——白子魚乾しらすぼし切干大根きりぼしだいこんの酢、椀はまた白子魚乾に、とろろ昆布の吸もの——しかし、何となく可懐なつかしくって涙ぐまるるようでした
雪霊続記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)