“痛々敷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いたいたし50.0%
いた/\しい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日に焼けて、茶色になって、汗のすこし流れた其痛々敷いたいたしい額の上には、たしかに落魄という烙印やきがねが押しあててあった。悲しい追憶おもいでの情は、其時、自分の胸を突いて湧き上って来た。
朝飯 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
しかしいつのにかひととほくよりるやうにつた。ちが女房等にようばうらひたひママれてねむつて痛々敷いた/\しいおもふのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)