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疷
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きず
ふりがな文庫
“
疷
(
きず
)” の例文
これからはいよ/\お
民
(
たみ
)
どの
大役
(
たいやく
)
なり、
前門
(
ぜんもん
)
の
虎
(
とら
)
、
後門
(
こうもん
)
の
狼
(
おほかみ
)
、
右
(
みぎ
)
にも
左
(
ひだり
)
にも
怕
(
こわ
)
らしき
奴
(
やつ
)
の
多
(
おほ
)
き
世
(
よ
)
の
中
(
をか
)
、あたら
美玉
(
びぎよく
)
に
疷
(
きず
)
をつけ
給
(
たま
)
ふは
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
内々は
彼方
(
あちら
)
がたに成たるも
口惜
(
くちを
)
し、まつりは
明後日
(
あさつて
)
、いよいよ我が
方
(
かた
)
が負け色と見えたらば、破れかぶれに暴れて暴れて、正太郎が
面
(
つら
)
に
疷
(
きず
)
一つ、我れも片眼片足なきものと思へば
為
(
し
)
やすし
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
疷
部首:⽧
10画