きず)” の例文
これからはいよ/\おたみどの大役たいやくなり、前門ぜんもんとら後門こうもんおほかみみぎにもひだりにもこわらしきやつおほをか、あたら美玉びぎよくきずをつけたまふは
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
内々は彼方あちらがたに成たるも口惜くちをし、まつりは明後日あさつて、いよいよ我がかたが負け色と見えたらば、破れかぶれに暴れて暴れて、正太郎がつらきず一つ、我れも片眼片足なきものと思へばやすし
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)