當來たうらい)” の例文
新字:当来
腕も頭も中空なかぞらに失せる。唯ひとり敗殘のからだの上を吹過ぎる東の風が當來たうらいに向つて、生の原子の香を送るばかりだ。
さしあげた腕 (旧字旧仮名) / レミ・ドゥ・グルモン(著)
あはれ、其日そのひ待つ當來たうらいいのちの呼吸、眼に見えぬ深きところ
(旧字旧仮名) / アダ・ネグリ(著)
當來たうらい』や、わが新身あらたみ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
つばさ掩へる當來たうらい
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)