番狂ばんくる)” の例文
ぐずぐずしていれば、丹羽昌仙にわしょうせん密使みっしが、秀吉ひでよしのところへついて、いかなる番狂ばんくるわせが起ろうも知れず、四日とたてば、木隠こがくれ龍太郎の吉左右きっそうもわかってくる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
馬主も騎手も諦めて単式はほかの馬に投票していたという話が伝えられるくらいの番狂ばんくるわせである。
競馬 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
御岳みたけ試合場しあいじょうから見ると、だれの目にもそれたように思われたが、この実際じっさいがわかるとなれば、たいへんな番狂ばんくるわせで、おれが早駆はやがけに勝ったところで、きょうの勝負は五分五分ごぶごぶなわけだ
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)