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畝傍
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うねび
ふりがな文庫
“
畝傍
(
うねび
)” の例文
そこでかようにして亂暴な神たちを平定し、服從しない人どもを追い
撥
(
はら
)
つて、
畝傍
(
うねび
)
の
橿原
(
かしはら
)
の宮において天下をお治めになりました。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
「田鶴子さん、もう一日延ばせなくて? まだ桜井
畝傍
(
うねび
)
吉野と御覧になるところが沢山ありますのよ。折角お
出
(
いで
)
になってこゝだけじゃ惜しいわ」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
香具山
(
かぐやま
)
は
畝傍
(
うねび
)
を
愛
(
を
)
しと、
耳成
(
みみなし
)
と相争ひき、神代より斯くなるらし、
古
(
いにしへ
)
も
然
(
しか
)
なれこそ、
現身
(
うつそみ
)
も妻を、争ふらしき」
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
此年一月末明治天皇は
畝傍
(
うねび
)
御参拝の為軍艦に召されて神戸に
御着
(
おんちゃく
)
、京都にあらせられた。
田原坂合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
その長歌が「……
軽
(
かる
)
の市にわが立ち聞けば、たまだすき
畝傍
(
うねび
)
の山に鳴く鳥の声も聞えず。たまぼこの道行く人も、ひとりだに似るが行かねば、すべをなみ、
妹
(
いも
)
が名呼びて袖ぞ振りつる」
大和路・信濃路
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
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予定どおり久米寺や岡寺、飛鳥の古京のあたりの古い寺を訪れるのも、さほど困難ではなかったのだが、汽車にのって落ちつくと、連日の疲れも出て、もう
畝傍
(
うねび
)
で下りる勇気はなくなった。
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
畝傍
(
うねび
)
山の樹の葉が騷いでいる。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
畝
常用漢字
中学
部首:⽥
10画
傍
常用漢字
中学
部首:⼈
12画
“畝傍”で始まる語句
畝傍山