“男之助”の読み方と例文
読み方割合
おとこのすけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて暫く勤めているうちに、武芸のたしなみのあることを人に知られて、男之助おとこのすけという綽名あだなが附いた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
文化の末ごろからの流行はやりで、坂の両がわから根津神社のあたりまで、四丁ほどのあいだに目白おしに小屋をかけ、枝をめ花を組みあわせ、熊谷くまがい敦盛あつもり、立花屋の弁天小僧、高島屋の男之助おとこのすけ
顎十郎捕物帳:22 小鰭の鮨 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)