“由豆流”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆづる66.7%
ゆずる33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「岸本𣑊園ざいゑん、牛込の東更とうかうなども怪我にて參候、大塚三太夫息八郎と申人も名倉にて邂逅かいこう、其節御噂おんうはさも申出候。」やまぶきぞのの岸本由豆流ゆづるは寛政元年に生れ、弘化三年に五十八歳で歿したから
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
二月十三日に蘭軒は岸本由豆流ゆづるの向島の別荘に招かれた。其日は薄曇の日であつた。三絶句の其一に「不妨鳩語頻呼雨、恰是軽陰宜看梅」の句がある。蘭軒は途中百花園に立ち寄つて梅を看た。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
旅人の妻の死を哀悼あいとうしたという説に従ったが、これは、憶良の妻の死を、憶良が直接悼んでいるのだと解釈する説があり、岸本由豆流ゆずるの万葉集攷證こうしょうにも
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)