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田楽狭間
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でんがくはざま
ふりがな文庫
“
田楽狭間
(
でんがくはざま
)” の例文
駿遠三の大管領、今川義元はどうかというに、
田楽狭間
(
でんがくはざま
)
の一戦で織田信長に殺された。これほどのシケはないではないか。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「弥二右衛門、いみじくもいうたり。信長の意中も、それよ。今こそ義元の首に会わん。
田楽狭間
(
でんがくはざま
)
は、この道を
真東
(
まひがし
)
よな」
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
今川軍の先鋒は大高城にはいって兵糧を入れつゝあり、義元は主力を
田楽狭間
(
でんがくはざま
)
にあつめて、勝ち祝の謡をうなっていた。
織田信長
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
炎天を、
騎行
(
きこう
)
して来たので、鎧の
革
(
かわ
)
も
小貫
(
こざね
)
も
焦
(
や
)
けきっていた——大汗にまみれて彼は今、ようやくたどり着いた
田楽狭間
(
でんがくはざま
)
の芝山で駒の背から降りた。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
夕立のあがり頃から、
田楽狭間
(
でんがくはざま
)
の
阿鼻叫喚
(
あびきょうかん
)
も、
雷鳴
(
かみなり
)
の行方と一緒に、遠く消えて、その後を、実に何のこともなかったように、
蝉
(
せみ
)
や
蜩
(
ひぐらし
)
が啼いている。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
東野勝って西野に一敗を
喫
(
きっ
)
すれば、きのうの
田楽狭間
(
でんがくはざま
)
はむしろ笑うべき
一朝
(
いっちょう
)
の
夢花醒散
(
むかせいさん
)
となってしまう。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
田
常用漢字
小1
部首:⽥
5画
楽
常用漢字
小2
部首:⽊
13画
狭
常用漢字
中学
部首:⽝
9画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“田楽”で始まる語句
田楽
田楽女
田楽刺
田楽村
田楽舞
田楽屋
田楽能
田楽串
田楽歌
田楽魔