“産月”の読み方と例文
読み方割合
うみづき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
津田という、女の先生が、大きな産月うみづき近い腹を、グッと前に突き出して、足を高くあげ、手を振りながら、この遊戯と歌を、私達に教えた。
戦争雑記 (新字新仮名) / 徳永直(著)
かねてから猫の産月うみづきが近づいたので、書斎の戸棚とだな行李こうり準備よういし、小さい座蒲団を敷いて産所にてていたところ
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
寂しがりまして……それに、だんだん産月うみづきも近づいて参りますと、気がふさぐと見えまして、もう自分で穴掘ってへえるようなことばかり言っておるでござります。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)