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生長
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おいたち
ふりがな文庫
“
生長
(
おいたち
)” の例文
男は長い間、この少年をば自分の血を分けた子供と信じていたものだから、親身に可愛がって、その
生長
(
おいたち
)
を見守って来たのであった。
生さぬ児
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
女房の事は
貰
(
もら
)
つた時より
外
(
ほか
)
に何も云つて
来
(
こ
)
ないが、子供の
生長
(
おいたち
)
には興味があると見えて、
時々
(
とき/″\
)
代助の
可笑
(
おかし
)
くなる様な報知をした。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
お紺婆の養女で有ったと云うよりも猶以前に何等かの
生長
(
おいたち
)
がなくては成らぬ、何うやら其の成長から語る積りらしい、権田時介も余と同じく傾聴して居る
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
珠運
(
しゅうん
)
素
(
もと
)
より
貧
(
まずし
)
きには
馴
(
な
)
れても、
加茂川
(
かもがわ
)
の水柔らかなる所に
生長
(
おいたち
)
て
初
(
はじめ
)
て野越え山越えのつらきを覚えし
草枕
(
くさまくら
)
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
すると、
少時
(
しばらく
)
して、
直
(
すぐ
)
子供が生れた。女房の事は貰った時より外に何も云って来ないが、子供の
生長
(
おいたち
)
には興味があると見えて、時々代助が
可笑
(
おかし
)
くなる様な報知をした。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“生長”の意味
《名詞》
生 長(せいちょう)
植物が育つこと。
生まれ育つこと。
物事が大きくなること。
(出典:Wiktionary)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
“生長”で始まる語句
生長液
生長年數
生長状態