“生拔”の読み方と例文
新字:生抜
読み方割合
はえぬ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同時どうじに、一藝いちげいたつした、いや——從兄弟いとこだからグツとわりびく——たづさはるものの意氣いきかんじた。神田兒かんだつこだ。かれ生拔はえぬきの江戸兒えどつこである。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
家に生拔はえぬきの我れ實子にてもあらば、かゝる迎へのよしや十度十五たび來たらんとも、おもひ立ちての修業なれば一ト廉の學問をみがかぬほどは不孝の罪ゆるし給へとでもいひやりて
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)