なめ)” の例文
美「そう/\あの時分にお前お砂糖を盗んでなめていた処を見附かった事があったね」
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
年老としとった興行師の一人は、禿げた頭を虎の口元へ持って往って、なめらしたり、ひげをひっ張ってみたり、虎の体の下へもぐって往って、前肢まえあしの間から首を出してみたり、そうかと思うと
虎媛 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
○そも/\金銭のたつときこと、魯氏ろし神銭論しんせんろんつくしたれば今さらいふべくもあらず。としの凶作はもとより事にのぞんうゑにいたる時小判をなめはら彭張ふくれず、うゑたる時の小判一枚は飯一わんの光をなさず。
○そも/\金銭のたつときこと、魯氏ろし神銭論しんせんろんつくしたれば今さらいふべくもあらず。としの凶作はもとより事にのぞんうゑにいたる時小判をなめはら彭張ふくれず、うゑたる時の小判一枚は飯一わんの光をなさず。