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瓢然
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ひょうぜん
ふりがな文庫
“
瓢然
(
ひょうぜん
)” の例文
これも三年掛かったと本人が私に話していました。風采は禅坊主見たいな人で、
庵室
(
あんしつ
)
にでも
瓢然
(
ひょうぜん
)
として坐っていそうな風の人であった。
幕末維新懐古談:78 谷中時代の弟子のこと
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
瓢然
(
ひょうぜん
)
たる一種の道楽息子と成果てつ、家に
在
(
あっ
)
ては父母を養うの資力なく、世に
立
(
たっ
)
ては父母を
顕
(
あら
)
わすの名声なし、思えば我は実に不幸の子なりき。
父の墓
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
物外に
瓢然
(
ひょうぜん
)
として居ながら心中無限の不平を抱いて居るに
違
(
ちが
)
いない、心に不平があれば新政府の
為
(
た
)
めに
宜
(
よ
)
いことは考えない、油断のならぬ奴だなんて、種々様々な想像を
運
(
めぐ
)
らして居る者の多いのは
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
瓢
漢検準1級
部首:⽠
17画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“瓢”で始まる語句
瓢箪
瓢
瓢箪池
瓢箪鯰
瓢逸
瓢形
瓢箪形
瓢亭
瓢酒
瓢箪山