トップ
>
瑤々
>
ようよう
ふりがな文庫
“
瑤々
(
ようよう
)” の例文
新字:
瑶々
献帝は、
玉歩
(
ぎょくほ
)
を運んで宣平門へ上がった。血に酔って、
沸
(
わ
)
いていた城下の狂軍は、禁門の楼台に
瑤々
(
ようよう
)
と
翳
(
かざ
)
された天子の
黄蓋
(
こうがい
)
にやがて気づいて
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
白きは浪裏白跳の張順の四
肢
(
し
)
か。黒きはさすが弱りぬいた
李逵
(
りき
)
のもがきか。
瑤々
(
ようよう
)
たる
波騒
(
なみざ
)
いのかすかに立つところ、見ゆるが如くまた見えぬようでもある。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
瑤々
(
ようよう
)
と
簾
(
れん
)
をゆるがしてゆく貴人の
輦
(
くるま
)
がある。夕風のなかを美しい魚のように歩く美女の群がある。
小薙刀
(
こなぎなた
)
を小脇に左の手に
数珠
(
じゅず
)
を持って
織屋
(
はたや
)
の門に立ちのぞいている尼さんがある。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
瑤
部首:⽟
14画
々
3画
“瑤”で始まる語句
瑤珞
瑤
瑤泉院
瑤池