「あの森琴の宿でせう。あたしきつとあの森の中には、むかしの大きなオーケストラの人たちが集まつていらつしやると思ふわ。まはりには青い孔雀やなんかたくさんゐると思ふわ。」
「あの森琴の宿でせう。あたしきっとあの森の中に立派なお姫さまが立って竪琴を鳴らしてゐらっしゃると思ふわ、お附きの腰元や何かが青い孔雀の羽でうしろからあをいであげてゐるわ。」
“琴”の解説
琴(きん/こと)とは、日本の伝統楽器。日本で「こと」と呼ばれる楽器は、(1)琴(きん)、(2)箏(そう)、(3)和琴 (わごん)、(4)一絃琴(須磨琴)、(5)二絃琴(八雲琴)がある。(1)琴(きん)と(2)箏(そう)は混同されることがあるが、両者の違いは、(1)琴は弦を押さえる場所で音程を決めるが(和琴は柱を使う)、(2)箏は柱(じ)と呼ばれる可動式の支柱で弦の音程を調節することである。いずれも、指にはめた爪(ピック)または指(あるいは手の爪)で弦を弾いて音を出す。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)