現存げんぞん)” の例文
余は本篇の諸所に於て現存げんぞんのエスキモが好くこの石器時代人民に似たりとの事をしるし置しが、古物、遺跡、口碑を總括して判斷はんだんするに
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
もとより確言する能はざれど、現存げんぞん石器時代人民せききじだいじんみんの所爲を以て推す時は、是等は石器の用は食料しよくれうの肉を切り、木質もくしつを削り、人獸をきづつくるに在りしと思はる。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
是等石器の製法用法は現存げんぞん未開人民みかいじんみん所爲しよゐに由つても充分に推考すゐこうするを得るなり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)