“王家（おうけ）” の例文
貴下は、かつてロマノフ王家（おうけ）の宝冠（ほうかん）をかざりし大（だい）ダイヤモンド六個を、貴家の家宝として、珍蔵（ちんぞう）せられると確聞（かくぶん）する。
怪人二十面相 (新字新仮名) ／ 江戸川乱歩(著)
そして、この垣のおかげで、動物たちは、古い王家（おうけ）の領地（りょうち）の境（さかい）めを知るのです。この古い領地には、野生（やせい）の動物たちも、たくさんむれをなしてやってきます。
ニールスのふしぎな旅 (新字新仮名) ／ セルマ・ラーゲルレーヴ(著)
いよいよ、お妃（きさき）さまのなきがらを王家（おうけ）のお墓（はか）にほうむる日がきました。わかい王さまは、いっしょにお墓のなかへつれていかれました。やがて、門にかんぬきがさされ、錠（じょう）がおろされました。
三枚のヘビの葉 (新字新仮名) ／ ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム、ヴィルヘルム・カール・グリム(著)
エーランド島のいちばん南のはしに、オッテンビューという、古い王家（おうけ）の領地（りょうち）があります。これは島をよこぎって、岸（きし）から岸へとひろがっている、かなり大きなものです。
ニールスのふしぎな旅 (新字新仮名) ／ セルマ・ラーゲルレーヴ(著)
こんどの旅（たび）では、リンデレード山脈（さんみゃく）の荒（あ）れはてた山肌（やまはだ）や、オーヴェスホルム荘園（しょうえん）や、クリスチャンスタッドの教会の塔（とう）や、ベッカ森の王家（おうけ）の領地（りょうち）や、オップマンナ湖とヴェー湖のあいだのせまい岬（みさき）や
ニールスのふしぎな旅 (新字新仮名) ／ セルマ・ラーゲルレーヴ(著)