玉脇たまわき)” の例文
ね、上手じょうずでしょう。此処等ここいらの人たちは、貴下あなた玉脇たまわきでは、絵をくと申しますとさ。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
玉脇たまわきがそれくわつかつえいて、ぼろ半纏ばんてんひっくるめの一件で、ああって大概たいがいな華族も及ばん暮しをして、交際にかけては銭金ぜにかねおしまんでありますが、なさけない事には、遣方やりかた遣方やりかたゆえ、身分
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「この玉脇たまわき……とか言う婦人が、」
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その玉脇たまわきやしきの前をとおりがかり。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)