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猛悪
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もうあく
ふりがな文庫
“
猛悪
(
もうあく
)” の例文
旧字:
猛惡
家の者は窓へ
倚
(
よ
)
って発砲し、警官隊は塀の間から
挟
(
はさ
)
み撃ちし、強盗は、植え込みから植込みを昆虫のように
這
(
は
)
って縫いながら、この内外の敵を相手に
猛悪
(
もうあく
)
に応戦した。
チャアリイは何処にいる
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
また獣類中にも
残貪
(
ざんどん
)
なるものあり、
猛悪
(
もうあく
)
なるものあり、かつ肉食の獣は養うに
蒭菜
(
すうさい
)
をもってすべからず。一頭を
屠
(
ほふり
)
て数頭を養うべきものといえども、なおかつ一頭の
配耦
(
はいぐう
)
を失うべし。
教門論疑問
(新字新仮名)
/
柏原孝章
(著)
なお薄青い寝衣の肱の
曲目
(
まがりめ
)
と、肩と、臀部の
真背後
(
まうしろ
)
の処が破れているのが、
猛悪
(
もうあく
)
な格闘のあった事を物語っているが、それよりも何よりも警官たちを驚かしたのはマリイ夫人の肉体であった。
S岬西洋婦人絞殺事件
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
そう呟きながらも、まだ、
餓狼
(
がろう
)
のような、
猛悪
(
もうあく
)
な構えは、止めなかった。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
猛
常用漢字
中学
部首:⽝
11画
悪
常用漢字
小3
部首:⼼
11画
“猛”で始まる語句
猛
猛者
猛々
猛然
猛獣
猛烈
猛火
猛虎
猛禽
猛鷲